こんばんは、kanatoです。
今回は「コーヒー・カクテル」を調製しました。濃いコーヒーとブランデー、ホワイト・キュラソーを等量でシェークする、素朴でどこか懐かしい一杯です。

このカクテルについて
実は「コーヒー・カクテル」という名前のカクテルには、もう一つの顔があります。1930年刊行の『サヴォイ・カクテルブック』(ハリー・クラドック著)に載っている元祖の”Coffee Cocktail”は、ポートワインとブランデーに卵黄、砂糖、少量のキュラソーを合わせて作るカクテルで、材料に淹れたコーヒーは使いません。振り上げた見た目の色合いがコーヒーに似ていることから、この名前が付いたとされています(この呼び名の由来は、さらに古い1862年のジェリー・トーマスの著作にも同様の記述があり、当時から「誤称」として知られていました)。少量とはいえキュラソーが使われている点は、今回のレシピとも共通しています。
今回作ったのは、それとは別系統の一杯です。実際に濃く淹れたコーヒーを使うシェイク・スタイルで、以前エスプレッソ・マティーニを調製した際に、あわせて見つけたレシピを我流でアレンジしたものです。出典がはっきりしたレシピ本というより、当時ネットで見かけたものを覚えていて作った一杯なので、その点はあらかじめお断りしておきます。
コーヒーの苦みとホワイト・キュラソーの甘さ、ブランデーのコクが等量で重なる、デザート感覚に近いショートカクテルです。コーヒーのリキュールを使うカルーア・ソーダとは違い、こちらは淹れたコーヒーそのものを使うぶん、香りの立ち方がやや違ってきます。
レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 濃く淹れて冷ましたコーヒー | 20mL |
| ホワイト・キュラソー | 20mL |
| ブランデー | 20mL |
調製方法
- シェーカーに濃いコーヒー、ホワイト・キュラソー、ブランデーを等量で入れます。
- 氷を加え、よくシェークします。
- 冷やしておいたカクテルグラスに注ぎます。
使用グラスは、🍸カクテルグラスです。コーヒーは濃いめに淹れてしっかり冷ましておくと、シェーク後に味がぼやけにくくなります。
調製のポイント

コーヒーは濃く、しっかり冷ましてから使うとよろしいでしょう。温かいまま合わせますと、シェークの最中に角氷が溶けすぎて、味がぼやけてしまいますかと。良質なブランデーを使いますと、苦みと甘さの橋渡しが上手くいきますな。

……食後のデザート代わりにちょうどいいわ。ホワイト・キュラソーのオレンジの香りが、コーヒーにそっと寄り添う感じ。甘く重たくなりがちだから、量は控えめにする方がいい。
コーヒーの濃さは好みが分かれるところです。最初は等量の20mLずつで作ってみて、コーヒーの主張が強く感じられたら、次回は少し豆を軽めにする、あるいはコーヒーの量をわずかに減らして調整すると、バランスを取りやすくなります。
飲んでみた感想

口に含むと、まずコーヒーのほろ苦さが立ち、そこにホワイト・キュラソーの甘い香りとブランデーのコクが続きます。想像していたよりもコーヒーの主張がしっかりしていて、少し強すぎたかもしれないというのが当時の実感でした。等量というシンプルな配分だからこそ、コーヒー自体の濃さが仕上がりに大きく影響する一杯です。
甘さと苦みのバランスを少し軽くしたい場合は、ブランデーの銘柄を変えてみるのもひとつの方法です。ブランデーとホワイト・キュラソーの組み合わせを楽しみたいなら、サイド・カーやアレキサンダーもあわせて試してみてください。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ブランデー) | 使用銘柄(ホワイト・キュラソー) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015.05.09頃 | 初調製 | アイビスXO(当時使用・現在は入手状況により他銘柄でも代用可) | コアントロー | 濃いコーヒー・ホワイト・キュラソー・ブランデーを各20mLでシェーク |


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