こんばんは、kanatoです。
今回は、テキーラベースのトロピカルなカクテル「マタドール」を調製しました。
テキーラ・パイナップル・ライムという、いかにもメキシコらしい組み合わせ。ひと口飲んでみると「悪くないけれど、少し不思議で形容しづらい」——そんな個性のある一杯でした。
このカクテルについて
マタドール(Matador)は、テキーラをパイナップル・ジュースとライムで割ったトロピカルカクテルです。「マタドール」とはスペイン語で「闘牛士」のこと。テキーラの産地メキシコは、かつてスペインの統治下にあった歴史から、今もスペイン語が広く話されている国です。メキシコ生まれのテキーラに、スペイン語の勇ましい名前——その取り合わせが、このカクテルの華やかな雰囲気をつくっています。
記録の上では、1972年に名著『トレーダー・ヴィックス バーテンダーズ・ガイド』に掲載されたのが古い登場例とされています。テキーラ・パイナップル・ライムは、いずれもメキシコになじみ深い素材。この3つを合わせたところに、このカクテルらしさがあります。
味の決め手はパイナップル・ジュース。果実そのものに自然な甘みがあるため、シロップなどの甘味料を足さなくても、ほどよく飲みやすくまとまります。テキーラのクセとパインの甘み、ライムの酸味が混ざり合って、すっきりとも甘いとも言い切れない独特の余韻が残ります。
なお、同じ闘牛モチーフの兄弟分に、テキーラとライムをきりっと合わせたピカドールがあります。テキーラの飲み比べなら、定番ロングのテキーラ・サンライズもあわせてどうぞ。
レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| テキーラ(シルバー) | 30 mL |
| パイナップル・ジュース | 45 mL |
| ライム・ジュース | 15 mL |
調製方法
- テキーラ、パイナップル・ジュース、ライム・ジュースをシェーカーに入れる。
- 氷を加えてしっかりとシェークする。
- 氷を入れたロックグラスに注ぐ。
使用グラス:ロックグラス(オン・ザ・ロック)
パイナップルの糖分で甘みは足りるため、砂糖やシロップは基本的に不要です。テキーラはシルバー(ブランコ)を使うと、樽の風味が出すぎずパインの香りを活かせます。古い文献では、テキーラ1〜1.5:パイナップル2〜3:ライム1/2個分ほどの比率でカクテルグラスに注ぐスタイルも紹介されています。お好みで調整していただいて構いません。
調製のポイント

テキーラはシルバーを選ばれるとよろしいかと思います。樽香の強いものより、パイナップルの甘い香りが素直に立ってまいりますな。しっかりシェークして、表面にやわらかな泡を立てると口当たりがぐっと軽くなりますかと。

……この「不思議な味」は、テキーラの青っぽさのせい。隠すより、ライムを生に替えて輪郭を立てた方がいいわ。
飲んでみた感想
2026.06.07 初調製

サウザ シルバーをベースに、缶のパイナップル・ジュース(果汁100%)とサントリー ライム(カクテル用)で作りました。シェークすると表面に細かな泡が立ち、淡い黄色の見た目はいかにも南国らしい雰囲気です。
肝心の味は——正直なところ「悪くないけれど、少し不思議」。パインの甘さの奥からテキーラ特有の風味がふっと顔を出して、すっきり系ともトロピカル系とも言い切れない、形容しづらい余韻が残ります。嫌な味ではないのですが、ひと言でまとめにくい。テキーラのクセを楽しめる人には面白い一杯だと思います。次に作るときは、加糖ライムではなく生ライムを搾って、もう少し輪郭をはっきりさせてみたいところです。
アレンジレシピ
- 生ライムでキレを出す:加糖タイプのライム・ジュースの代わりに、生ライムを1/4〜1/2個搾ると、甘さが締まって後味がすっきりします。
- パインを増やしてマイルドに:テキーラのクセが気になるときは、パイナップル・ジュースを多めにすると飲みやすくなります。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(テキーラ) | 使用銘柄(パイン) | 使用銘柄(ライム) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026.06.07 | 初調製 | サウザ シルバー | パイナップル・ジュース(果汁100%・市販品) | サントリー ライム(カクテル用) | オン・ザ・ロックで提供 |

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