こんばんは、kanatoです。
今回は「ジン・トニック」を調製しました。
カクテルの中でも知らない人はまずいない、というほどポピュラーな一杯。シンプルなレシピだからこそ、ジンの個性やトニックの選び方でがらりと表情が変わります。
このカクテルについて
ジン・トニックは、ドライ・ジンをトニック・ウォーターで割り、ライムを添えるだけのシンプルなカクテルです。その起源は意外にも、18世紀のイギリス統治下インドにさかのぼります。
当時、インドに派遣されたイギリス東インド会社の人々にとって、マラリアは命取りの病でした。治療薬として使われていたのが、キナノキの樹皮から抽出されるキニーネ。しかしこれが非常に苦く、そのままでは飲みにくかったため、砂糖・炭酸水・ジンを混ぜて飲むようになったとされています。これがジン・トニックの原型です。
1868年にはインドのイギリス人向けスポーツ雑誌に嗜好品として飲まれていた記述が確認でき、1880年頃にはインドで広く親しまれるようになったとされています。その後イギリス本国へ逆輸入される形で世界中のバーへと広まり、今日では世界で最も有名なカクテルのひとつとなりました。
「初めて入るバーではジン・トニックを頼め」という言葉があるほど、バーテンダーの実力が出やすいカクテルとも言われています。ジンの銘柄、氷の状態、トニックの温度、そしてライムの使い方——シンプルだからこそ、随所にこだわりが出てくる一杯です。
カクテル言葉は「強い意志」、そして「いつも希望を捨てない貴方へ」の2つです。マラリアと戦いながらも屈しなかった人々の歴史を知ると、この力強い言葉がいっそう胸に響いてくるような気がします。
レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ドライ・ジン | 45 mL |
| トニック・ウォーター | 適量 |
| カット・ライム | 適量 |
調製方法
- タンブラーに氷をたっぷりと入れる。
- ドライ・ジンを注ぐ。
- よく冷やしたトニック・ウォーターをゆっくりと注ぎ、軽くステアする。
- カット・ライムを飾る。
使用グラス:タンブラー
ケンゾーの一言アドバイス

グラスとトニック・ウォーターはしっかりと冷やしておくことが肝心でございます。注ぐ際は氷に直接当てず、グラスの内壁に沿わせるように静かに流し込むと炭酸が逃げにくいかと思います。仕上げのステアはバースプーンで底からひとすくい、一回だけで十分ですな。

……ジンとトニックの組み合わせを変えるだけで、まったく別の顔になるわ。一度飲んで決めつけない方がいい。
飲んでみた感想
2020.05.31 初調製

今回はビーフィーターにカナダドライのトニック・ウォーターを合わせました。ライムの代わりにレモンスライスを添え、仕上げにアンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュほど加えています。
ビターズを加えると、甘みと苦みのバランスがきゅっと引き締まる感じがありました。トニックの甘さが適度に抑えられて、全体的にすっきりとした印象になります。シンプルなカクテルだからこそ、こういったひと手間がじんわり効いてきますね。
ビーフィーターは柑橘系のボタニカルが豊かで、トニック・ウォーターとの相性も抜群でした。ジン・トニックの入門としておすすめできる組み合わせだと思います。
アレンジレシピ
ジン・トニックはシンプルなぶんアレンジの幅も広く、自分好みの一杯を見つける楽しさがあります。
ビターズアレンジ
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ドライ・ジン | 45 mL |
| トニック・ウォーター | 適量 |
| アンゴスチュラ・ビターズ | 1 ダッシュ |
| レモンスライス | 適量 |
カット・ライムをレモンスライスに変え、アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ加えるアレンジです。苦みが加わることで全体がきりっと引き締まり、シンプルながら奥行きのある味わいになります。苦みが好きな方にとくにおすすめです。
ジン・ソニック
トニック・ウォーターとソーダ・ウォーターを半々で割るアレンジです。ジン・トニックよりも甘さが控えめになり、ジンの香りがよりクリアに感じられます。甘さを抑えたいときにおすすめです。
同じジンをベースに炭酸で仕上げる「ジン・フィズ」もぜひあわせてお試しください。レモン・ジュースを加えたさっぱりとした味わいが楽しめます。

調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ジン) | 使用銘柄(トニック) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2020.05.31 | 初調製 | ビーフィーター | カナダドライ | レモンスライス / ビターズ 1dash |

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