こんばんは、kanatoです。
今回は「オーガズム」を調製しました。
名前を聞かれたとき、妻に答えられなかった記念すべき一杯です(笑)。名前の大胆さとは裏腹に、甘くまろやかで飲みやすい、まるでデザートのようなカクテルです。
このカクテルについて
オーガズム(Orgasm)は、リキュールをベースにした甘口のショートカクテルです。1988年公開のトム・クルーズ主演映画『カクテル』に登場し、「セックス・オン・ザ・ビーチ」などと並んで広く知られるようになりました。映画の中では、バーテンダーのブライアンがカウンターで刺激的な名前のカクテルを次々と紹介し、「オーガズムをちょうだい」と注文する女性とのやり取りが印象的なシーンとして残っています。
もともとはシューターと呼ばれるスタイルのカクテルで、遊びのツールとして若者の間で広まりました。あえて性的な名前をつけることで場を盛り上げる、80年代のバーカルチャーらしい一杯です。レシピは完全に統一されているわけではなく、ベイリーズをドランブイに替えたものやプース・カフェスタイルで層を作るものなど、さまざまなバリエーションが存在します。
このカクテルに欠かせない素材がディサローノ・アマレット。アマレットにはロマンチックな誕生伝説があります。イタリア・サローノの聖マリア教会でフレスコ画を描いていた画家ベルナルディーノは、宿の女主人の美しさに惹かれ、その姿を聖母マリアとして絵に描きました。感謝した女主人は、甘い香りのリキュールを手作りして画家に捧げたといわれています。それが後世に復元され、現在のアマレットの原型になったとされる「愛のリキュール」の物語です。
レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ベイリーズ・アイリッシュ・クリーム | 20 mL |
| カルーア | 20 mL |
| ディサローノ・アマレット | 15 mL |
| 生クリーム | 15 mL |
| ミルク | 15 mL |
調製方法
- すべての材料をシェーカーに入れる
- しっかりとシェークする
- 冷やしたカクテルグラスに注ぐ
使用グラス:カクテルグラス(大型)
ケンゾーのひとこと

クリーム系のカクテルは、シェークでしっかりと空気を含ませることが大切でございます。生クリームとミルクが入っておりますから、キンキンに冷やしたグラスに注がれると、口当たりがずいぶんなめらかになってきますかと思います。アマレットはディサローノを選ばれると、香りの深みが格段に違ってきますな。

……生クリームとミルクの割合を変えるだけで、リッチさが全然違ってくるわ。こってりめが好きなら生クリーム多めにするだけでいい。名前は……
飲んでみた感想
2014.11.26 初調製

使用銘柄はベイリーズ・アイリッシュ・クリーム、カルーア、ディサローノ・アマレット、生クリーム、ミルクです。今回はおしゃれにフルートグラスに入れてみました。
とてもまろやかで、風味のバランスがよく、デザートのような口当たりです。甘い中にアマレットの香ばしい杏仁の香りが漂い、これが病みつきになりそうな奥行きを作っています。アルコールが苦手な方にもすすめられるくらい飲みやすく、まさに「甘口の誘惑」といった一杯でした。
妻の採点は88点!ということで、かなり気に入ってもらえたようです。ただ、名前を聞かれたときは何も言えませんでした(笑)。
アレンジレシピ
ベイリーズ・アイリッシュ・クリームの代わりにドランブイを使うバリエーションがあります。ドランブイはスコッチウイスキーにハチミツとハーブを加えたリキュールで、クリームリキュールとは異なるスパイシーさと甘みが加わり、少し大人っぽい印象の一杯になります。
また、カルーア・アマレット・ベイリーズを比重の重い順に静かに重ねるプース・カフェ・スタイルで仕上げる方法もあります。3層の見た目が華やかで、バーテンダーの腕の見せどころにもなる演出です。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2014.11.26 | 初調製 | ベイリーズ・アイリッシュ・クリーム/カルーア/ディサローノ・アマレット |

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