こんばんは、kanatoです。
今回ご紹介するのは、コーヒーの香りを楽しむ大人のカクテル「エスプレッソ・マティーニ」です。名前に“エスプレッソ”と入っていますが、れっきとしたウォッカベースのカクテル。淹れたてのエスプレッソとコーヒー・リキュールを合わせてシェークする、ほろ苦さと甘さが同居した一杯です。このときは久しぶりに夫婦二人で、同じグラスを傾けながら楽しみました。

このカクテルについて
エスプレッソ・マティーニは、1983年ごろにロンドンのバーテンダー、ディック・ブラッドセル(Dick Bradsell)が考案したとされるカクテルです。あるモデルの女性から「目が覚めて、ほろ酔いになれる一杯がほしい」とリクエストされて生まれた、という逸話が知られています。
当初は「ウォッカ・エスプレッソ」という名前でしたが、のちにカクテルグラス(マティーニ・グラス)で供されるようになり、現在の「エスプレッソ・マティーニ」という呼び名が定着しました。「マティーニ」と付きますが、ジンとベルモットで作るあのドライなマティーニとは別物で、コーヒーの風味を主役にした甘くほろ苦いデザート系の一杯です。
近年は世界的に人気が再燃し、カフェ感覚で頼める定番カクテルとして定着しています。ちなみに名前のとおりコーヒーの“エスプレッソ”を使いますが、アルコールの入った立派なカクテルなので、お酒として楽しんでくださいね。
コーヒー・リキュールのカルーアを使う点では、カルーア・ミルクやマッド・スライドと同じ系統。コーヒー系のカクテルが好きな方は、あわせて試してみると楽しめると思います。
レシピ
今回作ったのは、現代の標準的なレシピにクレーム・ド・カカオ(ホワイト)を加えた、やや甘口・デザート寄りの配合です。カカオのやさしい香りとコーヒーの苦みが重なって、より飲みやすく仕上がります。
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ウォッカ | 45 mL |
| カルーア(コーヒー・リキュール) | 45 mL |
| クレーム・ド・カカオ(ホワイト) | 30 mL |
| エスプレッソ | 30 mL |
| コーヒー豆(飾り) | 3粒程度 |
調製方法
- ウォッカ、カルーア、クレーム・ド・カカオ、エスプレッソをシェーカーに入れる
- 氷を加えてしっかりとシェークする
- よく冷やしたカクテルグラスに注ぐ
- 仕上げにコーヒー豆を3粒ほど浮かべる
使用グラス:カクテルグラス
技法:シェーク
一般的なエスプレッソ・マティーニは「ウォッカ・エスプレッソ・コーヒーリキュール」のシンプルな構成です。今回のレシピはそこにクレーム・ド・カカオを加え、カルーアもやや多めにした甘口アレンジになっています。すっきり飲みたい場合はカカオを抜き、カルーアを20mL程度に減らすと標準に近づきます。
ケンゾーの一言アドバイス

エスプレッソ・マティーニの決め手は、淹れたての熱いエスプレッソを使うことでしょう。冷めたコーヒーよりも香りが立ち、シェーク時にあの美しいクレマ(細かい泡)が生まれやすくなります。氷でしっかり冷やしながら手早くシェークしていただくと、上層のきめ細かい泡がきれいに仕上がるかと思います。

……甘さは好みで動かしていい。カカオを抜いてカルーアを減らせば、ぐっと大人っぽい苦さになるわ。コーヒーだけはインスタントで済ませず、ちゃんと淹れたのを使うこと。そこだけはケチらない方がいい。
飲んでみた感想
2015.05.01 初調製

見た目はコーヒーらしい黒。上層にはクレマのような細かい泡が載って、コーヒー豆のトッピングもあいまって、とても上品な印象に仕上がりました。味わいは甘口で、エスプレッソのほろ苦さとうまくマッチしています。甘党の私にはちょうど良い甘さでした。ウォッカがそれなりに入っているのでアルコールを強く感じるかと思いきや、まったくそんなことはなく、すいすいと飲めてしまいます。……その代わり、後でしっかり酔いがきました。案の定、私も妻もかなりほろ酔いに(笑)。
甘さが得意でない方は、トッピングのコーヒー豆を齧りながら飲むのも面白いと思います。レシピどおりの量だと一人では少し多めなので、二人分として作るのがおすすめです。久しぶりに夫婦で同じグラスを傾けて、こういう時間もいいものだなと感じた一杯でした。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ウォッカ) | 使用銘柄(リキュール) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015.05.01 | 初調製 | ウィルキンソン | カルーア/クレーム・ド・カカオ(ボルス・ホワイト) | 夫婦で2杯を調製 |

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