アメリカーノ / Americano

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こんばんは、kanatoです。

今回ご紹介するのは、カンパリとスイート・ベルモットをソーダで割った、ほろ苦い大人の食前酒「アメリカーノ」です。「アメリカーノ」と聞くと、エスプレッソをお湯で割ったコーヒーの「カフェ・アメリカーノ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、こちらはれっきとしたカクテル。イタリア生まれの、鮮やかな赤色をしたほろ苦い一杯です。このときは少し体調を崩していた妻のために作りました。

Bar Kのカウンターでケンゾーとルナが並ぶアメリカーノの紹介イメージ。カンパリとスイート・ベルモットのボトルと、氷を入れたタンブラーに注がれた赤いアメリカーノ

このカクテルについて

アメリカーノは、イタリアを代表するビターリキュール「カンパリ」と、甘口の「スイート・ベルモット」を同量ずつ合わせ、ソーダで割って仕上げるクラシックカクテルです。鮮やかな赤色とハーブのほろ苦さ、ソーダの爽やかさが特徴で、食欲を高める食前酒(アペリティーボ)として親しまれてきました。

そのルーツは、19世紀後半にミラノのカフェで生まれた「ミラノ・トリノ」というカクテルにあるとされます。カンパリの産地ミラノと、ベルモットの名産地トリノを組み合わせた名前です。これにソーダを加えたものが、やがてイタリアを訪れたアメリカ人たちに好まれるようになり、「アメリカーノ」と呼ばれるようになった——というのが広く知られる由来です。ほかにも、イタリアの士官クラブで若い兵士が作っていた一杯を気に入ったアメリカ人が、カンパリの「苦味」を指す言葉とアメリカ人を意味する「アメリカーノ」を掛けて呼んだ、という説も伝わっています。いずれにせよ名前の語源には諸説あり、はっきりとは分かっていません。

ちなみに、このアメリカーノにソーダの代わりにドライ・ジンを加えると、ほろ苦さがぐっと際立つあの「ネグローニ」になります。カンパリ+スイート・ベルモットというアメリカーノの骨格は、ネグローニをはじめとするカンパリ系カクテルの入口とも言える組み合わせです。同じくカンパリの苦味を楽しむスプモーニもあわせてどうぞ。

レシピ

カンパリとスイート・ベルモットを同量、あとはソーダで割るだけ。シェーカーもいらない、家でも作りやすいビルドのカクテルです。

材料

材料分量
カンパリ30 mL
スイート・ベルモット30 mL
ソーダ適量
レモンピール1片

調製方法

  1. 氷を入れたタンブラー(またはコリンズグラス)にカンパリとスイート・ベルモットを注ぐ
  2. ソーダを適量加える
  3. 軽くステア(混ぜる)する
  4. 仕上げにレモンピールを絞り掛ける

使用グラス:タンブラー(またはコリンズグラス)
技法:ビルド

カンパリとスイート・ベルモットは1:1が基本ですが、苦味が苦手な方はカンパリをやや控えめにすると飲みやすくなります。ソーダの量で濃さを調整できるので、食前にさっぱり飲みたいときは多めに割るのがおすすめです。

ケンゾーの一言アドバイス

ケンゾー
ケンゾー

アメリカーノは混ぜすぎないことが肝心でしょう。炭酸が抜けないよう、ソーダを加えたら軽く一、二度ステアする程度にとどめていただくと、最後まで爽やかさが続くかと思います。レモンピールは皮の表面を下に向け、グラスの上でひねって油分を飛ばすと、香りが立って味が引き締まるかと思います。

ルナ
ルナ

……苦いのが平気なら、カンパリを少し多めにしてもいい。逆に初めてなら、ソーダを多めにして薄めから試すこと。氷はたっぷり、グラスもよく冷やしておくと、ぬるくならずに最後まで美味しく飲めるわ。

飲んでみた感想

2015.06.23 初調製

氷を入れたグラスに注がれた、鮮やかな赤色のアメリカーノ。レモンピールを添えた一杯

鮮やかな赤色が涼しげで、暑くなってきた時期にぴったりの見た目に仕上がりました。味わいはカンパリのしっかりとしたほろ苦さが主役で、そこにスイート・ベルモットの甘みとハーブの香りが重なります。ソーダで割っているので口当たりは軽く、食前にさっぱり飲むのにちょうど良い一杯でした。少し体調を崩していた妻に出したところ、評判は上々で「体調が良くなりそうな味がする」とのこと。カンパリもベルモットもハーブ由来の香りを持つお酒なので、そう感じたのかもしれませんね。苦味のあるお酒が好きな方にはたまらない味わいだと思います。

調製記録

調製日内容使用銘柄(カンパリ)使用銘柄(ベルモット)備考
2015.06.23初調製カンパリチンザノ(ヴェルモット ロッソ)レモンピール添え

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