こんばんは、kanatoです。
今回は「アベイ」を調製しました。ドライ・ジンにオレンジ・ジュースとオレンジ・ビターズを合わせた、名前どおりのオレンジ尽くしの一杯です。爽やかな色合いと香りに、思わず何度もグラスに鼻を近づけてしまいました。

このカクテルについて
アベイ(Abbey)は、英語で「(大規模な)修道院」を意味する言葉です。ただし、なぜこのカクテルにその名がつけられたのかは、はっきりとした記録が見当たりません。1930年に英国サヴォイ・ホテルのバーテンダー、ハリー・クラドックがまとめた『The Savoy Cocktail Book』にレシピが掲載されている、歴史のあるジンカクテルの一つです。
原典のレシピは、ドライ・ジン2に対してキナ・リレとオレンジ・ジュースを1ずつ、アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ合わせる構成でした。キナ・リレは苦味のあるオレンジ風味の食前酒でしたが、1980年代にレシピが変更され、現在は「リレ・ブラン(Lillet Blanc)」という名称で販売されています。今回のレシピはキナ・リレを使わず、ドライ・ジン、オレンジ・ジュース、オレンジ・ビターズのシンプルな3種構成です。オレンジ・ジュースとオレンジ・ビターズが重なることで、名前の由来以上に「オレンジ尽くし」という印象が強く残るカクテルに仕上がっています。
レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ドライ・ジン | 40mL |
| オレンジ・ジュース | 20mL |
| オレンジ・ビターズ | 1dash |
調製方法
- 材料をすべてシェーカーに入れる。
- しっかりとシェークする。
- 冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
- お好みでマラスキーノ・チェリーを沈めたり、オレンジの皮(ピール)を絞りかけたりする。
使用グラス: カクテルグラス
調製のポイント

オレンジ・ジュースが入っておりますから、シェークはしっかりと、空気を含ませるように振ることでございます。ジンはビーフィーターあたりが、柑橘の香りとよく馴染みますかと思います。

……オレンジ・ビターズは、ちゃんとしたものを使った方がいい。それだけ。
飲んでみた感想
2015.04.30 初調製

この日は妻の晩酌として調製しました。使用したジンはビーフィーター、オレンジ・ビターズはドイツの新興ビターズメーカー、ザ・ビター・トゥルースのものです。
色合いは淡い黄色で、口に含むとオレンジ・ジュースの爽やかな甘さのあとに、オレンジ・ビターズ由来のほろ苦さと香りがふわりと広がりました。ジンの香りが強く主張しすぎず、全体としては軽やかで飲みやすい一杯に仕上がりました。
なお、今回はマラスキーノチェリーを飾るのをすっかり忘れてしまいました。写真にもチェリーは写っていません。彩りとしては少し寂しい仕上がりになりましたが、味わい自体には影響がなかったのが幸いです。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ジン) | 使用銘柄(オレンジビターズ) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015.04.30 | 初調製 | ビーフィーター | ザ・ビター・トゥルース オレンジビターズ | マラスキーノチェリーを飾り忘れ |

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