こんばんは、kanatoです。
今回は「アプリコット・カクテル」を調製しました。
アプリコット・ブランデーをベースに、オレンジとレモンを合わせた甘口でフルーティなショートカクテルです。度数が低く、まるでジュースのように飲める一杯で、実は私がかなり好きなカクテルでもあります。
このカクテルについて
「アプリコット・カクテル(Apricot Cocktail)」は、その名のとおりアプリコット・ブランデー(杏のリキュール)を主役にした、ブランデーベースのショートカクテルです。杏の甘い香りに、オレンジ・ジュースの甘みとレモン・ジュースの酸味を重ね、最後にドライ・ジンをほんの少し効かせて全体を引き締めます。古いカクテルブックにも載るクラシックの一つです。
味わいの軸は、何といっても杏の華やかな甘み。そこにオレンジがやわらかく寄り添い、レモンの酸味が加わることで、ただ甘いだけではなくフレッシュで奥行きのある味に仕上がります。口当たりはやさしく、お酒が得意でない方や、食前のゆるやかな一杯にもおすすめできる、間口の広いカクテルです。
アルコール度数は、使うアプリコット・ブランデーの度数によって大きく変わります。今回のように低めのもの(ルジェのクレーム・ド・アプリコットは15度)を使うと8%前後とかなり軽く、ほとんどジュースのような感覚に。一方、度数の高いアプリコット・ブランデーを使う一般的なレシピでは15〜20度ほどになることもあります。同じレシピでも銘柄ひとつで仕上がりの強さが変わるのは、このカクテルの面白いところです。
ベースとオレンジ・ジュースの組み合わせは、ジンとアプリコット・ブランデーを使うパラダイスとよく似ており、アプリコット・カクテルはその姉妹のような立ち位置にあります。パラダイスがジンの存在感をしっかり残すのに対し、こちらはジンをティースプーン1杯ほどに抑え、より杏とフルーツの甘みを前に出した構成。同じアプリコット・ブランデーを使う2杯を飲み比べてみると、ジンの量ひとつで印象がここまで変わるのかと面白く感じられるはずです。
ちなみにこのアプリコット・カクテルは、私が自宅でのカクテルづくりを記録し始めて、いちばん最初に書き留めた思い出の一杯でもあります。派手さはないけれど、何度作っても飽きずに手が伸びる——そんな、長く付き合える定番です。

レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| アプリコット・ブランデー | 30 mL |
| オレンジ・ジュース | 15 mL |
| レモン・ジュース | 15 mL |
| ドライ・ジン | 1 tsp(約5 mL・お好みで) |
調製方法
- すべての材料をシェーカーに入れ、氷を加える。
- しっかりとシェークする。
- 冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
使用グラス:カクテルグラス
ケンゾーの一言アドバイス

アプリコット・カクテルのポイントは、最後のドライ・ジンの量でしょう。ほんの少し加えれば味が引き締まり、思いきって抜いてしまえば、まるで果実のジュースのような優しい仕上がりになりますかと思います。お好みでジンを加減していただいて構わないかと思います。

……アプリコット・ブランデーは、安いものと良いもので香りがまるで違うわ。ここをケチると、ただ甘いだけになる。
飲んでみた感想
2014.11.18 初調製

杏の甘い香りとオレンジのまろやかさが前に出て、レモンの酸味がきりっと全体を締めてくれます。この日はドライ・ジンを入れずに仕上げたので、口当たりは本当にジュースのよう。甘いだけにならず、フレッシュで複雑な味にまとまってくれました。アプリコット・ブランデーには、以前使っていたマリーブリザールから切り替えた、ルジェのクレーム・ド・アプリコットを使用。甘味と香りがこちらのほうが好みで、度数が低めなのも、この軽やかなカクテルにはよく合います。妻の採点は75点で「普通でした」とのこと。本人にはあまり刺さらなかったようですが、私にとっては何度でも作りたくなる、お気に入りの一杯です。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(アプリコット・ブランデー) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2014.11.18 | 初調製 | ルジェ クレーム・ド・アプリコット | ドライ・ジンは入れずに調製。妻の採点75点(「普通」)。以前はマリーブリザールのアプリコット・ブランデーを使用 |

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