こんばんは、kanatoです。
今回は「バラライカ」を調製しました。
ウォッカ・コアントロー・レモン・ジュースの3素材をシェークするだけのシンプルなショートカクテルです。ロシアの民族楽器から名付けられた、少しおしゃれな響きの一杯です。
このカクテルについて
バラライカは、ロシアの民族弦楽器「バラライカ(балалайка)」の名を冠したカクテルです。バラライカは胴が三角形のユニークな形をした弦楽器で、3本の弦を持ちます。このカクテルも材料がちょうど3種類——そのひとつがロシアを代表するスピリッツ・ウォッカとあって、名前との相性は抜群です。
カクテルとしては、ブランデー・ホワイト・キュラソー・レモン・ジュースからなるスタンダードカクテル「サイドカー」のブランデーをウォッカに置き換えたバリエーションとされています。同じ発想でジンを使えば「ホワイト・レディ」、ラムを使えば「XYZ」になる、いわば名門カクテルファミリーの一員です。
記録に残る初出は1960年代のカクテルブックとされており、ウォッカが世界的に普及し始めた時代の流れのなかで生まれたカクテルだと考えられています。一方でコアントローを擁するフランスのリキュールメーカー・レミー・コアントロー社は1957年のヨーロッパ発祥という説を伝えており、ウォッカ人気の高まりとともに各地で独自に広まっていった可能性もあります。
ウォッカそのものの世界的な普及には、少し複雑な歴史があります。ロシア革命によって国を追われた貴族たちが国外に移り住み、各地でウォッカの製造を始めたことが、ヨーロッパや北米への広がりを後押ししたとされています。バラライカというカクテルも、そうした歴史の波の上に生まれた一杯かもしれません。

レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ウォッカ | 30 mL |
| ホワイト・キュラソー(コアントロー) | 15 mL |
| レモン・ジュース | 15 mL |
調製方法
- ウォッカ、ホワイト・キュラソー、レモン・ジュースをシェーカーに入れる。
- 氷を加えてよくシェークする。
- 冷やしたカクテルグラスにストレインして注ぐ。
使用グラス:カクテルグラス
ケンゾーの一言アドバイス

シンプルな3素材だからこそ、レモン・ジュースの鮮度がそのまま味に出てきますかと思います。できればフレッシュなものをお使いになるとよろしいかと。ウォッカはクセのないすっきりとしたものが、このカクテルにはよく馴染みますな。

……コアントローにするだけで、安いキュラソーとは全然違うわ。ここだけは妥協しない方がいい。
飲んでみた感想
2014.12.01 初調製

ウォッカのすっきりとしたキレに、コアントローの柑橘の甘さとレモン・ジュースの酸味が加わる、バランスのよい一杯です。材料はシンプルですが、ホワイト・キュラソーとレモン・ジュースの比率を少し変えるだけで甘口にも辛口にも表情が変わるのがこのカクテルの面白いところです。
妻からは「普通」と評され70点をいただきました。もう少し分量を研究したいところです。
アレンジレシピ
かぼすリキュール版バラライカ
バラライカのホワイト・キュラソーをかぼすリキュールに置き換えたアレンジです。かぼすならではの風味と独特の苦みが加わり、ひと味違ったシトラス系カクテルになります。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ウォッカ | 30 mL |
| かぼすリキュール | 15 mL |
| レモン・ジュース | 15 mL |
上記の材料をシェークして、冷やしたカクテルグラスに注ぎます。酸味がきつく感じる場合は、レモン・ジュースを10 mLに減らすか、シュガー・シロップをひとさじ加えると飲みやすくなります。

調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ウォッカ) | 使用銘柄(キュラソー) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2014.12.01 | 初調製 | ウィルキンソン ウォッカ | コアントロー |

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