こんばんは、kanatoです。
今回は「ピカドール」を調製しました。
テキーラにコーヒー・リキュールを合わせる、甘く濃厚なショートカクテルです。テキーラらしい力強さは残しつつ、コーヒーの香りと甘みでぐっと飲みやすくなる、夜の一杯に向いたカクテルですね。
このカクテルについて
ピカドール(Picador)は、闘牛で馬に乗り、槍を持って牛に向かう役割の人を指す言葉です。名前の印象どおり、ベースはテキーラ。そこにコーヒー・リキュールを合わせることで、強さと甘さが同居した味わいになります。
テキーラとコーヒー・リキュールを2:1で合わせ、最後にレモンピールで香りを添えるのが基本の構成です。技法はステアが定番ですが、分量を1:1にしてシェークするとまろやかで飲みやすくなります。
なお、「ピカドール」という名前のカクテルにはもうひとつの系統もあります。テキーラとコアントロー、ライム・ジュースを合わせる、マルガリータに近い構成のレシピです。今回はコーヒー・リキュールを使うタイプをご紹介します。

レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| テキーラ | 40 mL |
| コーヒー・リキュール | 20 mL |
| レモンピール | 1片 |
調製方法
- レモンピール以外の材料を氷を入れたミキシンググラスに入れる。
- ステアする。
- 冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
- レモンピールを絞りかける。
使用グラス:カクテルグラス
ケンゾーの一言アドバイス

本来の輪郭を楽しむならステアでしょう。ステアで作ると、テキーラの輪郭が残りやすくなりますな。甘さを少し抑え、シャープな印象で飲みたいときはこちらの配合が向いていますぞ。
一方で、コーヒー・リキュールを同量にしてシェークしますと、口当たりがずいぶん丸くなりますな。強さは残りますので、小ぶりなグラスで静かに楽しむのがよろしいかと思います。

……甘くしたいなら1:1でいいわ。ドライに寄せたいなら、テキーラを少し多めに戻すだけ。
飲んでみた感想
2016.03.23 初調製

テキーラはサウザ・シルバー、コーヒー・リキュールにはカルーア・モカを使い、ステアではなくシェークで仕上げました。スタンダードな配合ではテキーラ2/3、コーヒー・リキュール1/3をステアで仕上げますが、今回は分量を1:1にしてシェークしています。甘みが前に出て飲みやすくなる一方、アルコール感はしっかり残ります。
テキーラの青さとアルコール感に、コーヒーの香ばしさとカカオのコクが重なり、かなり濃厚な印象の一杯です。
1:1にすると甘みが前に出るぶん、テキーラ単体の鋭さはやわらぎます。ただし、割り材が入るロングカクテルではないため、飲み口が丸くてもアルコール感はしっかりあります。食前酒というより、食後に少しずつ楽しむデザート寄りのショートカクテルとして扱う方が合いそうです。
もうひとつのピカドール
ピカドールという名前のカクテルには、もうひとつ有名な系統があります。1937年の『Cafe Royal Cocktail Book』に由来するとされる、テキーラ、コアントロー、ライム・ジュースを2:1:1でシェークするレシピです。
塩を使わないマルガリータに近い構成で、酸味とオレンジの香りが中心になります。コーヒー・リキュールを合わせるタイプとはかなり印象が異なるため、同名の別レシピとして知っておくと混乱しにくいです。
アレンジレシピ
今回調製したレシピ
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| テキーラ | 30 mL |
| コーヒー・リキュール | 30 mL |
| レモンピール | 1片 |
シェイクで作ると、テキーラの強さをまろやかにできます。甘さを少し引き立ちますし、マイルドな印象で飲みたいときはこちらの配合が向いています。
さらに甘くする場合
コーヒー・リキュールを多めにすると、よりデザートカクテルらしい方向になります。ただし甘みが強くなりすぎるとテキーラの個性が隠れるため、まずは1:1から試すのが扱いやすいと思います。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(テキーラ) | 使用銘柄(コーヒー・リキュール) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2016.03.23 | 初調製(1:1・シェーク版) | サウザ・シルバー | カルーア・モカ | 標準配合を飲みやすい方向へ調整 |

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