こんばんは、kanatoです。
今回は「ケーブルグラム・ハイボール」を調製しました。
ウイスキーにレモン・ジュースと砂糖を合わせてシェークし、冷えたジンジャーエールで満たすシンプルな一杯です。スリングタイプのロングドリンクらしく、グラスに口を近づけるとジンジャーの爽やかな香りがふわりと広がります。暑い季節にぴったりの、すっきりとしたウイスキーカクテルです。
このカクテルについて
「ケーブルグラム(Cablegram)」とは、かつて国際通信を担った海底電信ケーブルを通じて送る電報のことです。インターネットも国際電話もなかった時代、遠く離れた大陸間の情報を短時間でやり取りできるケーブルグラムは、当時の最先端コミュニケーション手段でした。そんな時代の最前線の名を冠したカクテルです。
このカクテルは、1930年にロンドンのサヴォイ・ホテルのバーテンダー、ハリー・クラドックが著した名著『サヴォイ・カクテル・ブック』に収録されています。クラドックのレシピではカナディアン・ウイスキーが使われており、その後1935年にアメリカの老舗カクテル指南書『Mr.ボストン・オフィシャル・バーテンダーズ・ガイド』にも収録されてバーボンを使ったレシピとして広まりました。スリングタイプのロングドリンクに分類される一杯で、ウイスキー・サワーにジンジャーエールを加えてロング仕立てにした形と言えます。
ウイスキーの力強さをしっかり残しながら、レモン・ジュースの酸味とジンジャーエールの爽快な辛みが心地よく調和します。ウイスキーがあまり得意でない方にも飲みやすく、夏の暑い日に冷えたゴブレットで楽しむのにぴったりです。

レシピ
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ウイスキー | 45 mL |
| レモン・ジュース | 20 mL |
| 砂糖 | 1 tsp |
| ジンジャーエール | 適量 |
調製方法
- ジンジャーエール以外の材料をシェーカーに入れ、しっかりとシェークする。
- 氷を入れたタンブラーに注ぐ。
- 冷やしたジンジャーエールを適量加える。
- 軽くステアする。
使用グラス:タンブラー
ケンゾーの一言アドバイス

シェークはしっかりと振ることでございます。レモン・ジュースが入っておりますから、空気をよく含ませてやりますと口当たりがずいぶん変わってきますかと。ジンジャーエールはご使用の直前まで冷やしておかれますと、炭酸がきちんと残って爽快感が増しますな。

……バーボンよりスコッチの方が辛口に仕上がるわ。夏に飲むならスコッチにするだけでスッキリ感が全然違う。
飲んでみた感想
2015.07.08 初調製

使用したウイスキーはジョン・ハミルトン。バーボンらしい甘みとコクがありながら、レモン・ジュースの酸味とジンジャーエールのキリッとした辛みが加わることで後味はすっきりとしています。ウイスキーのボディはしっかり感じられるのに、重くなりすぎない——それがこのカクテルの持ち味だと感じました。
ウイスキーがあまり得意でない妻も「結構おいしい」と言って飲んでいたのが印象的です。甘さと酸味、ジンジャーの辛みがバランスよくまとまっているので、ウイスキーに慣れていない方にも一度試してみてほしい一杯です。
調製記録
| 調製日 | 内容 | 使用銘柄(ウイスキー) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2015.07.08 | 初調製 | ジョン・ハミルトン | グラスはゴブレットを使用 |


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