エックス・ワイ・ジー / X.Y.Z

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こんばんは、kanatoです。
今回は「エックス・ワイ・ジー」を調製しました。
ラムベースのスタンダードカクテルの中でも、私が特に好きな一杯です。「究極のカクテル」という名前が示すとおり、シンプルな材料構成ながら、バランスの完成度が際立った一杯です。

このカクテルについて

X.Y.Z(エックス・ワイ・ジー)は、ライト・ラムをベースに、ホワイト・キュラソーとレモン・ジュースをシェークして作るショートカクテルです。ホワイト・レディやサイド・カーと同じ材料比率でベース酒だけを変えた「兄弟カクテル」として知られており、ラム好きにはぜひ押さえておきたい一杯です。

名前の由来には諸説あります。最も広く知られているのは「アルファベットの最後の3文字=これ以上のものはない究極のカクテル」という説です。一方で、もともとレシピが非公開だったことから「XとYとZを混ぜた秘密のカクテル」という説もあります。どちらの説もロマンがあって、飲みながら語るのに事欠かない話題です。

また、1990年代に人気を集めた漫画『シティーハンター』では、主人公への依頼の合図として新宿駅の伝言板に「XYZ」と書き込むシーンが登場します。「後がない、助けてくれ」というメッセージで、このエピソードをきっかけに「XYZ=後がない」という意味が広く知れ渡り、バーで最後の一杯として注文する人が増えたとも言われています。

歴史的には、1930年にハリー・クラドックが著した『サボイ・カクテル・ブック』に現在のレシピが掲載されており、以来90年以上にわたって世界中で飲み継がれてきたクラシックカクテルです。サイド・カーのレシピを参考に、ブランデーをラムに替えて作られたという説もあります。

レシピ

材料

材料分量
ライト・ラム30 mL
ホワイト・キュラソー(コアントロー)15 mL
レモン・ジュース15 mL

調製方法

  1. 材料をシェーカーに入れ、氷とともにしっかりシェークする
  2. 冷やしたカクテルグラスに注ぐ

使用グラス:カクテルグラス

ケンゾーのひとこと

ケンゾー
ケンゾー

X.Y.Zは材料がシンプルな分、シェークの出来が味にそのまま出てきますかと思います。しっかり冷やして、キンキンに仕上げることが肝心でございますな。できれば生レモンを絞りたての果汁でお使いになると、香りがずいぶん違ってきますかと。

ルナ
ルナ

……グラン・マルニエを使うと、全然別のカクテルになるわ。どちらも正解よ。それだけ。

飲んでみた感想

2014.11.25 初調製

バカルディ・ホワイト、コアントロー、フレッシュ・レモン・ジュースというスタンダード構成で初めて作りました。レモンの酸味とコアントローの甘味、ラムのほどよいコクが見事に調和した、非常に完成度の高い一杯でした。このカクテルは私の中でも1、2位を争うほど好きなカクテルです。「究極」と称されるのもうなずける、バランスの良さがあります。

2015.02.01 再調製①

ラムをバカルディ・ゴールドに変え、キュラソーをグラン・マルニエに替えたアレンジで作りました。スタンダードと比べると、グラン・マルニエの芳醇な香りとゴールドラムのコクが重なって、全体的に濃厚な印象になりました。少しクセはありますが、これはこれでX.Y.Zという名前にふさわしい奥行きがある一杯だと感じました。

2021.09.23 再調製②

バカルディ・ホワイト、グラン・マルニエ、ポッカレモンで調製しました。蒸し暑い日だったので、強めにシェークして氷のフレークごとグラスに注ぎました。グラン・マルニエを使ったことで、スタンダードの爽やかさが濃厚な方向に移行した印象です。通常より甘くてコクが出て、妻の評価もまずまずでした。

2025.04.20 再調製③

バカルディ・ホワイト、グラン・マルニエ、ポッカレモンで調製しました。グラン・マルニエを使ったため若干オレンジがかった色味になりましたが、これはこれで美しい仕上がりです。味わいは甘みがありながらも思ったよりさわやかで、しっかりサワー感が残っていました。なお、かなり古いボトルのグラン・マルニエだったため、コルク栓が折れてしまいました……ボトルのケアも大切ですね。

アレンジレシピ

グラン・マルニエ使用アレンジ

材料分量
ライト・ラム(またはゴールド・ラム)30 mL
グラン・マルニエ(コルドン・ルージュ)15 mL
レモン・ジュース15 mL

ホワイト・キュラソーの代わりにグラン・マルニエを使うアレンジです。色の指定がないX.Y.Zならではの変化で、出来上がりは若干オレンジがかった色味になります。コクと香りが増し、スタンダードとはまた違う深みのある一杯に仕上がります。ゴールド・ラムと組み合わせると、さらに芳醇な印象になります。個人的には3回連続でこのアレンジを選んでしまいました。

調製記録

調製日内容使用銘柄(ラム)使用銘柄(キュラソー)備考
2014.11.25初調製バカルディ・ホワイトコアントローフレッシュ・レモン使用
2015.02.01再調製① グラン・マルニエ使用バカルディ・ゴールドグラン・マルニエフレッシュ・レモン使用
2021.09.23再調製② グラン・マルニエ使用バカルディ・ホワイトグラン・マルニエポッカレモン使用
2025.04.20再調製③ グラン・マルニエ使用バカルディ・ホワイトグラン・マルニエポッカレモン使用

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