シュロス ヨハニスベルガー シュペートレーゼ (2016)

こんばんは、kanatoです。

今回もグランフロント大阪にあるWorld Wine Barに立ち飲みに行った際にそこのお姉さんに勧められて購入したワインです。

ドイツワインのシュペトレーゼという格付けのワインだそうです。これまでに飲んできた中ではシュペトレーゼですごくおいしいといったワインに当たったことがないと思っていたので、そこまで期待していなかったのですが、お店で試飲した際にすごくおいしく感じて購入してしまいました。その時はすでに相当酔っていたので、どうかとも思いますが・・・

ワイン情報

価格:9,450円(店舗で購入した際はここまで高くなかった気がします。)

リースリング100%というのも結構魅力的な気がします。

シュペートレーゼワインの特長:
シュペートレーゼは通常の収穫より遅れて摘み取る、いわゆる遅摘みの果実から造られるワイン。そのため、熟度とコクが一段と高く、魅力的なまろやかさを持ち合わせている。
よりボディがあり、快い甘さを持つワイン。

テースティングノート:
中位の深みのある個性的な黄緑色。パイナップル、ハニーデューメロン、パッションフルーツなどのエキゾティックなフルーツの凝縮感あるブーケは、
微かなピーチの香りを含む。ジューシーな酸味の含みを持つ、完璧にバランスの取れた甘さで始まる。ストレートなミネラル感を持つフルーティな風味。
長い柑橘類の含みを持つ余韻。アップルパイ、熟成したマンチェゴチーズ、または、イチジクマスタードを添えたアッペンツェラーチーズなどの、
ほのかな甘さのフルーツのデザートと合わせて。

テクニカルデータ
残糖度:82.9 g/ l
PH-
酸度:7.4g/l
アルコール度数:7.9%
熟成度:93 エクスレ度
サーヴする温度:7ºC - 8ºC

葡萄品種: リースリング 100%

スタイル:
グレード:シュペートレーゼ
葡萄品種名:リースリング
生産国:ドイツ
地域:ラインガウ
生産者:ドメーヌ シュロス ヨハニスベルク
テイスト:甘口
容量:750ml
アペラシオンについて:

ロルヒハウゼンからアスマンスハウゼンを経てヴィスバーデンまでのライン河の北岸、さらにマイン河河口近くの北岸にあるホッホハイムまでの産地を指す。
南向きで日当たりよい畑から、エレガントでフルーティ、洗練された芳香と独特な力強い味などを備えた気品のあるワインが造られ、
ドイツの産地の中で最も銘醸地として名高く、中心的な存在。白は主にリースリング、赤はシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が多く栽培されている。
ラインガウ – 単一ブドウ畑シュロス・ヨハニスベルク

テロワール:
海抜114mから181mの45°の南向きの斜面にブドウ畑があります。タウヌス山地の頂上にある森は、冷たい北風からブドウ畑を守り、
南側に、ライン川が山麓にあるワイナリーの前方に湖のように横たわっています。ワイン畑は北緯50度に沿って広がり、
上層部をローム(砂、粘土)、レス(黄土)で覆われたタウヌス珪岩で成る独特な土壌は、ミネラリックなリースリングの水分と温度を
ほどよく保つのに完璧です。

ヴィンテージ:
2015/16年の冬は、130年間で2番目に暖かい冬でした。春は、比較的涼しくて雨が多い季節でした。6月末まで雨が降り続きました。
続く3ヵ月は、太陽に恵まれました。際立って暖かな9月は、葡萄のすばらしい生育を助けました。全く葡萄に問題はなかったので、非常に良い熟成に達するまで
葡萄を樹につけたままに出来ました。ワインは、適度なアルコール度数の他に多くの果実味、滑らかさ、快活な酸味を示します。

醸造:
手摘み、丁寧な圧搾。100% ステンレスタンクにて発酵。5か月間、上質な酵母で熟成。

https://www.pieroth.jp/より引用)

テイスティング

テイスティングの前にラベルがかっこいいです。帯もいろいろとついていて、高級感がありました。

ちなみにキャップの部分の鷲にブドウのマークがあるものはきちんと格付けされたものの証拠だそうです。調べてみると生産者団体「VDP(ドイツ・プレディカーツワイン生産者協会)」のマークとの事。

VDP. グーツワイン:醸造所所有畑のぶどうを使用。ベーシックなエステートワイン。

VDP. オルツワイン:醸造所所有の一市町村内の畑(複数可)のぶどうを使用。いわゆる村名ワイン。

VDP. エアステ・ラーゲ:1級畑のぶどうだけを使用したワイン。

VDP. グローセ・ラーゲ:特級畑のぶどうだけを使用したワイン。

の4段階が使われているようですが、VDP.グローセ・ラーゲだけは古くから使用されているカビネット~トロッケンベーレンアウスレーゼのような伝統的な格付け名称が今も使用されているそうです。

前置きが長くなりましたが、今回は食後のデザートワインとして、飲む1日前に冷蔵庫に移して、5℃くらいにしてから抜栓。室温で少し置きながらいただきました。

液色は透明~薄い黄色で光に透かすと緑色がほのかに見えるような感じ。澄明性は高く、透き通ったきれいな印象を受けました。液の粘性はそこまで高くなく、さらっとした感じ。グラスの壁面からするっと落ちてくるようです。アルコールはそこまで高くない印象です。

マスカットやパインを思わせる華やかな香りでアルコール感もほぼ感じませんでした。そのあとに若干のミネラルを感じさせる香りが続いてきました。ただ、そこまでエキゾチックな感じはないような気がしました。

味わいは甘口の白ワインですね。まず最初に若干の発泡感というか酸味があり、そのあとにピーチと柑橘系を思わせるフルーティーな甘み、そのあとにミネラルのような爽快さが来て、するりとのどに落ちていく感じでしょうか。余韻は短くはないですが、そこまで長いという印象もなく、どちらかというと軽く爽やかな印象でした。

最後に

今回の「シュペトレーゼ」ですが、ここまでおいしかったのは初めてだった気がします。さすがお値段の価値はあるといったところでしょうか。これももちろん「当たり」の部類に入ると思いますが、コスパを考えるとちょっと普通には飲めませんね・・・。お姉さん曰く、「数年寝かせておくともっとおいしくなりますよ」ということなので、3本中1本はワインセラーの中で寝かせておきたいと思います。

それにしても、ピーロートさんのウェブサイトにはワインの詳細な情報が載っていて、助かります。飲む際もテースティングノートなどを参考にすると、「こう表現するのか!!」とか「これはパインの香りか!!」と微妙に言葉にし辛かったところがなんとなく言語化できてくるように思いました。

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